まかれた種 2016 1 17

 まかれた種が、どう実るのか。
いずれにせよ、中東における「最終的な戦争」へ向けて動き出したかもしれません。
 その時計の針は、時には止まり、
時には動き出す。

2016年1月17日の時事通信社には、このようなニュースがありました。

【ワシントン時事】米国と欧州連合が対イラン制裁の解除を表明したことで、
イスラム教シーア派大国のイランは、国際経済に復帰する。
このことがスンニ派の盟主を自任するサウジアラビアなどアラブ諸国の危機感をあおるのは必至である。
(中略)
 欧米側は合意によって、イランが核兵器に必要な兵器級ウランの保有に要する時間を、
当初の2〜3カ月から1年間に引き延ばしたと主張している。
(中略)
 イランにウラン濃縮活動の継続を認めたことで、サウジは米国への不信を増大。
同盟関係にあるイスラエルとの関係も、これ以上ないほど冷え込んだ。
(引用、以上)
 アメリカは、シェール革命によって、
世界最大の産油国になったため、
中東から退却するという選択肢があるでしょう。
アメリカがサウジアラビアに代わって世界へ石油を供給するのか。
 その時が来るまで、まだ時間があるので、
世界各国は、原油輸入の多角化を図る必要があります。
 「最終的な戦争」が、長らく続いた「スンニ派とシーア派の対立」を終わらせるでしょう。
しかし、どちらにも勝利をもたらすことはありません。

テル・アヴィヴ・ヤフォ Tel Aviv-Yafo 2005 8 29

ある時、寝ていて、こんな夢を見てしまい、ゾッとしました。

 イランから発射された、イスラエルを狙ったミサイルが、
誤って、アンマンに落ち、中東が大混乱に陥ったという悪夢です。
(ちなみに、ヨルダンの首都アンマンの古称は、フィラデルフィアです)
 戦争というものは、意外な「きっかけ」から始まってしまいます。
たとえば、第一次世界大戦のように。










































































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